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C78夏コミ紀行 2010/8/14 後編 [超個人的]

 さて、腹ごしらえ&みつどもえ分補給は済んだので、ここから移動です。
 まずは、金を下ろしたいというSohma君の要望を受けて神田郵便局へ。途中、パーツ屋のショーウィンドウにあった電子部品に目を輝かせるSohma君ですが、同行者二人はハードに詳しくないため華麗にスルー。

 ところで、郵便局に行く途中の外堀通りの橋で、川を覗き込んでいる御仁を発見。

御仁「ボートが来る、ボートが来る!」
M氏「( ´∀`) ボート?」
神居「( ゜∀゜) こんなとこにボートが入れるわけないじゃん。なんかの合言葉じゃない?」


 下を覗き込むと、支流から細長いカヌーみたいなボートがぬらりと。

M氏「( ´∀`) ボートだな」
Sohma君「(=゜ω゜) ボートですね」
神居「( ゜∀゜) ボートだねぇ……」


 nice boat.もう秋葉原でなにが起こっても驚かないよママン。

 その後、郵便局で金を下ろし、やることがないのでゲーセンに行く三人。生産性がないにも程がある。
 まずはクラブセガに寄りますが、いまいち欲しいプライズも遊びたいゲームもなかったので、HIROSE ENTERTAINMENT YARD Hey by TAITOに移動。店舗名長いよママン。
 こちらはM氏オススメのゲーセンだったのですが、なにやら私にプレイさせたいゲームがあるらしい。
 案内してもらうと、なんだかでかい筐体にテーブルのようなものがくっついたのが2階にある。タイトルは「超・ちゃぶ台返し!」。
 http://www.taito.co.jp/arc/noko/chabudai.html
 とりあえずレクチャーしてもらって、プレイを始めます。まぁ、ちゃぶ台返しというくらいだから、やっぱりステテコの親父が茶の間でやるのが作法だろう、ということで、ステージは「お茶の間」に。

神居「( ゜∀゜) ……」
神居「( ゜∀゜) ガタンッ」
神居「( ゜∀゜) ……」
神居「( ゜∀゜) ガタンッ」
神居「( ゜∀゜) ……」
神居「(#゜Д゜) ドンガラガッシャーン!!」

 背負った~荷物が~重すぎてぇ~♪ >筐体
 転んだ~フリして~投げ出した・投げ出した・投げ出したぁ~♪>筐体


 http://www.youtube.com/watch?v=_4_7goH48i4

 ……なんだろう、この言いようもない哀愁は。

 というか、初プレイなもんだから、得点を稼げるタイミングがまったくわからない! ストレス解消どころか、ストレスが溜まる。
 あ、でも意外といい点だな。というか、上位ランクインしたぞ!? 名前エントリーまでできた。どうなってんだ?

 よくわからないまま、次のフロアに移動する一行。どうやら次がM氏の本命だったらしい。ゲームのタイトルは「クイズマジックアカデミー」。
 http://www.konami.jp/qma/
 こちらもまた神居さんは初プレイ。M氏曰く、一人だとなかなか勝てないので、三人で協力しようという話。
 まぁクイズは嫌いじゃないので、要請に応えて椅子に座ります。備え付けのタッチペンを構えてゲーム開始。
 ……とはいえ、けっこう問題が難しい。芸能関係の問題なんて、なにがなにやらさっぱりわからん! まぁそちらはM氏が得意なので任せるとしても、神居が強そうな文学やIT系の問題も、そうとう手ごたえあるぞ。推理小説の問題は国内海外あわせてほぼ完璧にわかるとしても、近代文学以降一般は微妙にストライクゾーンから外れてるし、海外文学になると記憶がかなり怪しい。IT系は、技術分野の話はともかく、IT史の問題がこれまた難しい。ぶっちゃけ、わかる問題とわからない問題が半々くらい(笑)。我ながら勉強不足だな。
 とはいえ、三人寄ればそれなりに何とかなるもので、ああだこうだ言いつつも勝率はなかなか。何度かチャレンジしながらポイントを稼ぎ、クラスをフェニックスに昇格させることに成功。M氏はそのまま続けてもっと昇格させたかったようだけど、けっこう長時間クイズばっかりやってたので、とりあえずその日はおしまいに。ちなみに、M氏のアカウントのキャラクターは、マヤという女の子ですね。

 それにしても、このゲームは色々な人の色々な嗜好が、ネットワーク越しに垣間見えてなかなか楽しい。マイナーな海外文学の問題に余裕で答えてた人たちが、国内の大衆小説の問題に全滅してたりとか、ニヤニヤしちゃう展開が多々ある。決勝で単独正解を連発できたりすると、ある種のカタルシスがあるね。人気があるの、わかるなぁ。

 さて、その後は階を変えて、格ゲーのお時間。最近お気に入りの「ブレイブルー コンティニュアム・シフト」を選んで、プレイ開始。
 ……したのはいいけど、いつもパッドでプレイしているせいで、いざスティックで遊ぼうとすると勝手が違ってぜんぜん操作できん。CPU相手ではなんとか勝てたものの、しばらくして乱入して来た人にストレート負け。いつもは縦横無尽に画面を飛び回る私のタオカカが、ひたすら地を這い回る展開(笑)。くっ、パッドがあれば……!
 その後、ストリートファイター4もプレイしましたが、こちらも当然パッドではないのでぎこちない。まぁ、このシリーズは子供の頃から親しんでるので、まだ何とかなるほうだけれど、それでもねぇ……。

 そんなこんなでいっぱい遊んでいると、そろそろ夕方。いったん外に出て駅まで歩き、ちょっとだけヨドバシカメラを冷やかした後にベッカーズバーガーで軽食。明日の予定を確認してSohma君と別れた後、M氏宅へと帰還です。
 先ほどと同じく、アイマス曲をガンガン鳴らしながら、夜の秋葉原をインプレッサ君で疾走。機械式車庫に入れられていたせいか、ナビのGPSが狂いまくりんぐで、10分ほど無意味に彷徨ったことはここだけの秘密。♪この~道を選んで~ひたす~ら~突~っ走~った~よ~♪ 夜だというのに車内のテンションは絶好調。

 帰宅すると、同棲中の人……A氏としますが、A氏と猫がお出迎え。なお、この猫、名前が付けられていないので、ここでは明治の頃よりの慣例にならい、「我輩」と呼称する事にします。
 我輩君はまだ子猫なので、好奇心旺盛。なので遊び甲斐のあることといったらない。

神居「( ゜∀゜) (指をチョイチョイ……)」
我輩「(=゜ヮ゜) ……」
神居「( ゜∀゜) (指をチョイチョイ……)」
我輩「(=゜Д゜) クワッ!」


神居「( ゜∀゜) (足をパタパタ……)」
我輩「(=゜ヮ゜) ……」
神居「( ゜∀゜) (足をパタパタ……)」
我輩「(=゜Д゜) クワッ!」


神居「( ゜∀゜) (鏡を置いてみる)」
我輩「(;=゜Д゜) !?」
我輩「(=゜Д゜) ジーッ……」
我輩「(=゜Д゜) ジーッ……」
我輩「(#=゜Д゜) クワッ!」
我輩「(;=゜Д゜) ……」
我輩「(=゜Д゜) ジーッ……」
我輩「(#=゜Д゜) クワッ!」



 かーわーいーいー!


 指をチョイチョイすれば飛びついてくるし、足の指をパタパタさせれば食らい付いてくるし、鏡を立ててやれば自分自身の鏡像に攻撃を仕掛けるという按配。小さくても肉食獣。遊びは全て狩りの練習に直結してます。
 まぁ、痛くした時にちゃんと叱らないと、大きくなった時に恐ろしいですけどね……。

 ちなみに、猫なので放っておいても勝手に遊びます。あまり部屋の中を自由に歩き回らせてもらっていないのか、しばらく放置していると、物珍しそうに調度品を嗅ぎ回る。床に置いたデスクトップPCによじ登ろうとしたり、ゲーム機のケーブルで遊び始めたり。ウチの老猫たちも、昔はこうだったなぁ。なんとなく懐かしく思います。
 まぁ、大人猫には大人猫にしかない魅力も満載ですがね。目の据わったふてぶてしい表情は、子猫には絶対ないので。ふてぶてしい猫大好き。というか、猫なら何でも良い。ずっと猫と暮らしているせいか、猫の匂いがこびりついているらしく、たまに野良猫が意味もなく寄ってくるほどだ。軽く自慢。

 そうして猫と遊びながら、PS3でアイマス動画を観たり、ウィルスが発症してるくさいPCを見てあげたりと、しばらくのんびりした時間。
 そろそろ夜も更けてきたし、明日も早いので、もう寝るかな。おやすみなさい……


 と思ったところで、本日の落とし穴がやってきました。


M氏「( ´∀`) お前さー、めぞん一刻読んだことあるっけ?」


 それは、その一言から始まった。
 ええ、この時点で「ああ、来たな」と思いましたよ。何故かって? 部屋の中にね、激しく自己主張する物体がずっと鎮座していたからさ。写真を撮り忘れているのが悔やまれる。

神居「(; ゜∀゜) いや、ないけど……」
M氏「( ´∀`) んだよー、読めよなー。でもそうすっと、これよくわかんねーかもなぁ」


 そんなことを言いながら、いそいそと"それ"の準備をするM氏。電源ケーブルをコンセントに差し込むと、とたんに筐体がチカチカ明滅。どういうわけか上皿に載せられている、神北小毬(リトルバスターズ!)のフィギュアが、液晶画面のバックライトで不気味にライトアップ。

M氏「( ´∀`) まいいや。とにかく始めようぜ、CRめぞん一刻!」

 賑やかに光るイルミネーション、幾何学模様を描く釘の並び、そして、上皿にたまっている銀色の玉・玉・玉!
 一般家庭、それもワンルームのアパートにはおよそ不釣合いなそれは、まさしくパチンコ台。なんでこんなもんがあるのさ!

M氏「( ´∀`) いやー、めぞん一刻好きだからさぁ、つい買っちゃったんだよね」

 つい、で買うなよ。
 そりゃあね、M氏がめぞん一刻ファンなのは、君と出会った10年前から知ってる。しかし、それを言うなら、私だって20年来のうる星やつらファンだけど、CRうる星やつらを自宅に導入しようなどとは微塵も思わなかったぞ。というか、この日本で、何人の「○○ファン」が、「CR○○」を購入したというのか……。
 それとも、私が知らないだけで、けっこう流行ってるのか?自宅パチンコ台。

神居「(; ゜∀゜) まぁ、個人の趣味はともかく、電源入れてどうすんの?」
M氏「( ´∀`) 今からやる」
神居「(; ゜∀゜) いや、やるって言われても、ただ打つだけで景品もらえないでしょ」
M氏「( ´∀`) いいんだよ、お前にフィーバー状態のとこ見せたいだけだから」
神居「(; ゜∀゜) なっ、なんで?」


 唖然とする私をよそに、いそいそと台に向かい、ハンドルを切るM氏。とたんに、ジャラジャラと盛大な音を立てて、パチンコ台に玉が打ち込まれます。ジャンジャンバリバリっていうアレ。

神居「(; ゜∀゜) ちょっ!音でけえ! お隣さんとかから苦情が来ないかこれ」
M氏「( ´∀`) 大丈夫だって、今までも来なかったし」
神居「(; ゜∀゜) ……(それは今のところ我慢してもらえてるだけでは)」


 だいたいこの時点でも異様な騒音なのに、打ち込まれた玉がスタートチャッカーに吸い込まれると、今度は液晶画面でイベントが始まり、アニメに合わせてキャラがしゃべるんだな。これまたボリュームがでかい! 店内が騒音に包まれているパチンコ屋の中で、それでもなお客に音を聞かせるためのボリューム。だから、アパートの一室には不必要な大音量。なんという近所迷惑!
 しかし、M氏の方はこちらの心配をよそに、当然のようにハンドルを回して玉を打ち込み続けます。
 そうしてしばらくすると、今度はなにやら10円玉を取り出して、ハンドルと固定部分との溝に押し込んで、ハンドルを切ったまま固定。なんだ?と見ていると、

M氏「( ´∀`) これけっこう凄いのがさー、半自動で玉打てるんだよ。ハンドルを回したままにしておいて、あとは人間が触れば打ち始めるし、離すと止まるの」

 とのこと。
 なるほど、確かに指で触るだけで玉が打てるようになりました。何かのセンサーが入っているのか、触ると反応する。指というか体の一部分ならどこでもいいらしく、足で触ってもジャラジャラと鳴り出します。なんとまぁ横着な。
 しかし、横着さはこれで終わらない。さらにしばらくすると、今度は玉を打つのも面倒になったのか、いきなり、前面のガラス扉を開けると、玉を引っつかんで直接スタートチャッカーに流し込み始める始末。ものぐさにも程がある!

M氏「( ´∀`) んー、早く確定来ないかなー」

 それからは、ずっとM氏のターン。こちらは呆然と様子を見守るだけ。


神居「( ゜A゜)    チーンジャラジャラ……>」
神居「( ゜A゜)    ジャラジャラチーン……>」
神居「( ゜A゜)    チーンジャラジャラ……>」
神居「( ゜A゜)    ジャラ…カンリニンサーン!>」
神居「( ゜A゜)    ジャラジャラ…リーチ!>」

神居「( ゜A゜) リーチだって言ってるけど」
M氏「( ´∀`) いや、これダメだ。弱い」
神居「( ゜A゜) はぁ……」

神居「( ゜A゜)    デデッデッデッ……>」
神居「( ゜A゜)    ……チーンジャラジャラ>」

M氏「( ´∀`) ほらな?」
神居「( ゜A゜) ああ、うん……」

神居「( ゜A゜)    チーンジャラジャラ……>」
神居「( ゜A゜)    ジャラジャラチーン……>」
神居「( ゜A゜)    チーンジャラジャラ……>」
神居「( ゜A゜)    ジャラ…ゴダイサーン!>」
神居「( ゜A゜)    ジャラジャラ…リーチ!>」

神居「( ゜A゜) またリーチだって言ってるけど」
M氏「( ´∀`) いや、これもダメだ。弱い」
神居「( ゜A゜) はぁ……(なんでわかるんだ?)」

神居「( ゜A゜)    デデッデッデッ……>」
神居「( ゜A゜)    ……チーンジャラジャラ>」

M氏「( ´∀`) ほらな?」
神居「( ゜A゜) ああ、うん……。いや、なんでわかったの今」
M氏「( ´∀`) そりゃー俺はずっとやってるから! 細かい違いとかわかるんだよ」
神居「( ゜A゜) ふーん……」


 ……ていうか、景品も出ないのに、そう何度も何度も自宅でできるモンなのか?

M氏「( ´∀`) いや、景品とかいいんだって、別に」
神居「( ゜A゜) じゃあなんでまた」
M氏「( ´∀`) そりゃ好きだからだよ、めぞん一刻がさ。演出とか見てると嬉しいんだって」
神居「( ゜A゜) ……リーチが強いとか弱いとかわかるほど繰り返しやってるのに?飽きないか?」
M氏「( ´∀`) うん、飽きない」


 ヲタの鑑だよアンタ……

 私は君に敬意を表する。素晴らしいよ。そこまで好いてくれれば、高橋留美子先生もさぞや喜んでくれるはずだ。

 でもな、ひとつだけ言わせてくれ。もう2時なんだ。


 そして明日は5時起きなんだ('A`)


神居「( ゜A゜)    チーンジャラジャラ……>」
神居「( ゜A゜)    ジャラジャラチーン……>」
神居「( ゜A゜)    チーンジャラジャラ……>」
神居「( ゜A゜)    ジャラ…カンリニンサーン!>」
神居「( ゜A゜)    ジャラジャラ…リーチ!>」

M氏「( ´∀`) 来ないなー。今日は来ない日なのかなー」



 もう寝かせてくれ……orz



 そうして、コミケ前日の夜は更けていく。
 っていうか、もう当日だよ! とんでもないコミケ前夜だよ!



 ――8月15日コミケ当日編に続く



~~~~~~~~~~~~~~~~~~


Web拍手レス


>後編&二日目楽しみにしています。
>後編(0゜・∀・)

お待たせしました、後編です。
まさかパチンコで夜更かしするとは夢にも思わなかった……。

>夏コミ紀行? 夏コミ奇行?

しっ、失礼なっ。そんなに奇異な行動はしてないぞっ。
……と思うんだけど、たぶん、きっと。


2010年9月7日
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