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10万HIT達成! というわけで、ちょっと毛色を変えて… [所感]

神居鈴(以下、神)「白さん白さん」
白詰草(以下、白)「なんですか神居さん」
「トップページのカウンタがすごいことになってるよ」
「おやまあ、なぜか値が0行進ですね。so-netのサーバー管理人を呼びつけましょう」
「いやいやいやいや、違う違う。CGIのファイルがトンで0に戻ったとかじゃないから。ウチの会社じゃあるまいし」
「さりげなくヒドいこと言ってますね」
「たまにケアレスミスでファイルのロック忘れるとねぇ」
「給料泥棒ですね」
「…頑張ってるんだよ、これでも」
「で、いったいどうしたとですか」
「なぜエセ九州弁に。…えっと、カウンタが10万HITに達してるのね。6桁目がホラ、1でしょ」
「おおー。……え、たった10万HITに7年もかかっ…」
「ゲフンゲフン。都合の悪いことは言わないように」
「いや、トップページの下の方に開設日が書いてあるから、見れば誰でも…」
「そーうーだーけーどー」
「意地張らないで、楽になりましょうよ。ほんとは判ってるんでしょう?」
「…いや、意味判らないから。うーん、5年くらい更新してなかった時期があったからなぁ。実質の稼働って、せいぜい2~3年てとこだよ?」
「…人気のあるところは、1年で100万HITを優に超えますが」
「……いいんだよ、マイナーで。Web拍手の管理ページにログインしてはため息をつく毎日もオツなもんです」
「何を言ってるんですか、後ろ向きな。だいたい、最近新作書いてんのは私だけで、神居さんは沈黙の艦隊もイイ所じゃないの。拍手なんてあるわけねえー」
「うるさいなぁ。誰がサイト管理してると思ってるんだ。文章の各所に『禁則事項です』のgif貼るぞ」
「地味な嫌がらせですね。しかも無理してハルヒネタ。アニメ観てないくせに」
「ハルヒネタというか、アンサイクロペディアのパクリなんだけど」
「またそんな、重箱の隅をつつくような…」
「どうせ、ここ数年は誤植探ししかしてねえよーだ」
「拗ねないでください。キモイから」
「……」
「ま、何はともあれ、これで一つの目標は達成できたってところですか」
「そうだねぇ。サイト開設最初期の目標は500HIT。その次は1万HITを目指して、それを達成したら10万HITが目標になり…」
「500HITて…」
「チャット仲間のためだけに作ったサイトだったもの。URLもあの頃の仲間数人だけにしか教えてなくて。外部からのリンクも、自動リンクに一つだけ登録したのみ」
「虚しくなりませんでしたか」
「ならなかったなぁ。そんなこと考える余裕がなかったのね。PCを触り始めたばかりの頃で、できることと言えばWord95で文章を書くとか、チャットするとか、せいぜいその程度。回線も33.6kbpsなんていう、現代の感覚で言えば超ナローバンドでね」
「1MBのメールを送ると『嫌がらせ』認定された頃ですね」
「そうそう。で、HTMLなんて当然判らなくてさ。なんと、草創期はWordのHTML変換機能を用いてページを作ってたのね」
「HP作成ソフトすら使わずですか」
「うん。そんなソフト、あることすら知らなかったもの。HPビルダーをようやく導入したのは、3ヶ月後くらいだったかなぁ」
「そりゃ大変だったでしょう」
「大変だったなんてもんじゃない。右も左も判らないまま勢いだけで始めたもんだから、毎日が勉強勉強勉強! ガイドブック片手に『リンクって何?』『タグって何?』の日々。だから、カウンタの回転とかSEOとかファインダビリティとか、そんなん考える余裕なんて全然無い。ひたすら、ページメンテに追われる毎日」
「白鳥は水面下の動きを悟らせず…」
「…だったらまだカッコ良いんだけど、あの頃は裏面のバタバタがもろにページに表れてて。リンク先がCドライブとかしょっちゅうあった(笑」
「…そんなんでよくSEになれましたね」
「自分でもスゲーと思う…。まあ、だから虚しいなんてね、考えもしなかった。己の文章力だけを頼りに、レイアウトもへったくれもないサイトを何とか楽しくしようって」
「ところで"へったくれ"ってどういう意味?」
「……君、ひょっとして私のこと嫌い?」
「イヤイヤ、マサカ、ソンナ」
「なぜ半角に」
「ともかく、自転車操業と長いブランクを経ながら、細かいハードルも越えつつ、10万HITまでたどり着いたと、まあそう言うことですよね」
「…うん、まあ、2行でまとめるとそうなんだけど…」
「で、とりあえず目標は達成したから、サイトは閉鎖、と」
「いやいやいやいやいや! まだ閉めないから!」
「ええー…」
「なんで残念そうなのよ! だいたい白さん、ToHeart2SSの予告した奴、まだ全部書いてないじゃん!」
「うん」
「いや、うんて。そんなあっさり」
「さっきのは小粋なジョークてやつです」
「小粋の意味判ってる?」
「SSの方はもちろん書きます。とりあえず、予告したのは書きあげますよ」
「指輪シリーズとか、また1年くらい新作がないとかは…」
「はっはっは」
「なぜ笑う」
「まぁ、ぼちぼちとやります」
「10万HIT達成の記念SSとか書かないの?」
「…人に頼む前に、自分で書いたらどうでしょうか。ココちゃんとミリアちゃん、泣いてますよ?」
「いやー、今の来館者さんにマリークレアを提出しても、なんだこれって言われるだけでしょ。99.9999%以上が、ToHeart2のSS目当てなんだから」
「あんたねぇ…。うーん、一つ考えてるのはありますけれども」
「おっ。言ってみるもんだなぁ」
「このみんSSで『柚原このみの優雅な一日』とか」
「どんな話?」
「タイトルしか考えてない」
「テメェ」
「じゃあ、『草壁優季の優雅な一日』ならどうでしょう」
「どうせタイトルしか考えてないんじゃないの?」
「うん」
「……」
「『笹森花梨のミステリィな日々』」
「念のために聞くけど…」
「もちろん、テキトーに言ってるだけ」
「あのねぇ…」
「じゃあ『久寿川ささらの両生類講座』」
「誰が読むんだよ」
「『実録!ダニエル教育の現場』
「実録ってなんだ」
「『小牧姉妹のベッドの中で』」
「R指定はやめて」
「『小牧姉妹の決闘』」
「意味判らん」
「『メイドロボ姉妹の決闘』」
「頭すげ替えただけじゃんか」
「『向坂環の最強への道 ~私より強い奴に会いに行く~』」
「なぜそう格闘技関係に持って行くのよ」
「『るーこと七輪とにゃーのちょっといい話』」
「七輪が微妙…」
「『姫百合瑠璃の3分クッキング』」
「塩チャーハンはのーさんきゅー」
「なら、『姫百合珊瑚のプログラム・パワーチェック』なんてどう?」
「あ、それは個人的には読んでみたい」
「無理だ。私の能力を越えている」
「じゃあ、どう?とか聞くなよ」
「まあ、とりあえず、テキトーに待っててください。なんか書こう」
「…くれぐれも、読者さんを怒らせるようなのは書かないでね」
「善処します」
「ふ、不安だ…。じゃあ、まあ、長くなってきましたし、そろそろ締めの言葉、いっときましょ」
「ラジャ」

神居鈴&白詰草
「いつもいつもごひいきいただき、まことにありがとうございます。みなさまの歩む道に、白い花の祝福がありますように――」

2007年7月11日 神居鈴&白詰草


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